けーせらーせらー

仕事、メンタル、労働法、転職、書評に関するエトセトラ

療養中の退職、転職はさけるべきか

メンタル疾患にかかった時の会社を退職するべきかか、それともそのままいるべきかという議論があります。

医師などの専門家は、退職しない方がいいという結論をだされている方が多いと思います。

私も退職しない方がいいと思います。

原則的、一般的には。

理由は、転職した場合、確実に労働条件が悪くなるから。

 

ですが、恐らく復職しようと意識している時は、結構無理をしています。避けるべき頑張りをしています。そして、高確率で、再発するか、悪化します。

 

話はそれますが、自分の話をします。

私も休職満了までに復帰するため、いわゆる”リワーク”に2度チャレンジしました。そして、2回とも途中で体調不調になり、脱落し、療養のやり直しとなりました。リワーク開始が2回とも早すぎたんです。この間に休職期間が満了してしまいました。

(そのため、休職が満了し退職した後は、同じ轍を踏まないよう、焦らずじっくりリハビリしました。その結果、時間がかかりましたが復帰した後も再発はしていません。)

焦らなかったら、もっと短い期間で社会復帰できたかもしれません。

そして、転職時にこの空白期間3年半の質問を避けることができたかも、と後悔しています。

私の当時いた会社の休職解除は週40時間フルタイム働けることでした。
(2010年当時の基準です。)

もともとは短時間復職も制度上可能な会社だったのですが、ちょうどその時期の役員からの指示で、病気から完全回復したことが確認できるまで休職が解除されなくなりました。
(病人に配慮していると、他の社員との公平性に欠けるというのがその理由です。)

そして私の場合、短時間復帰OKという医師の判断がでていましたが、産業医の面談で、完全回復とはいえない、という結論がでたため、休職満了、解雇となった次第です。

 

結局何が言いたいかというと…

療養中は退職するべきでないでしょう。しかし、議論云々以前に意に反して退職せざるをえない人間が多いのではないか、というのが私の感想です。