メンタル疾患が一番ひどかった時、私は入院しておりました。
その際、希死念慮にひどく悩まされ、何度も医師に「〇にたい、〇にたい」と訴えておりました。その時の医師の言葉です。
「あなたは、会社から高評価を得るために無理したのかもしれない。そして、今の状態に陥っている。で、会社の方はどうだい。あなたの会社の上司は誰一人あなたの見舞いに来ない。誰一人医師である私のところにあなたの様子を尋ねにも来ない。世の中には労働者の健康を軽視する会社もあり、そんな会社に対して私は説教するとともに、入院前の状況を把握して治療に活かしているが、あなたのところ上司は訪ねてさえ来ないので、それもできない。労働環境がひどい会社は多々あれど、部下が入院しても訪ねてもこない会社というのはそうはないよ。あなたの会社はそんな会社。あなたの存在はそんなもの。今死んだらどうなる。まあ、犬死だな。」
悔しさで泣きました。でも、ここで死んでなるものか、とも思いました。
会社の評価、世間の評価などそんなものです。一瞬で覆る。たとえ低評価で解雇されたとしても、逃亡して笑い者にされても、死ぬよりはましです。
私は歴史小説や、バトル漫画などで、誰かのために死ぬキャラをカッコいいと思っている方でしたが、少なくとも会社の仕事は、自分の命を捨ててまでもすることではないですね。
追記 言葉を一部伏字にしました。