けーせらーせらー

仕事、メンタル、労働法、転職、書評に関するエトセトラ

書評のようなもの ③

今日久しぶりに「嫌われる勇気」という本を読んだので、書評をば。

この本を最初に読んだのは、2年以上前だったでしょうか。かなり売れた本だったと思います。「アドラー心理学」を世間に広めたであろう本です。本は、2人の登場人物のやりとりで、アドラー心理学の解説をすすめていく形をとっております。

最初に読んだ時は、たしか転職活動をしていた時だったはずですが、今日読んだ印象と最初に読んだ時とでは印象が異なります。本はその時に自分が置かれいる状況によって感想がかなり変わってくるものだな、というのが第一の感想です。

正直この本、というよりアドラー心理学といったほうがいいかもしれませんが、なかなか難しいところがあります。パッと読むと矛盾しているような回答がでてきます。それについて、質問役が何度も矛盾していると指摘し、解説役が矛盾していないことを説明していますが、どうもスッと落ちてこないところがあります。

例えば「共同体感覚」や「他者」の考え方。
怒りは、出し入れ可能な道具という考え方。

わかったようで、わからないような。タイトルの「嫌われる勇気」つまり、嫌われても構わない、というところだけを理解、実践しても、アドラーのいわんとしているところまではたどり着けていないような気がします。

そもそも「心理学」を、本一冊、一回読んだだけで理解するのは容易ではないと思っています。

いつものように、動画サイトの解説を見てみますが、わかりやすくなる代わりに、本の解説役が難しいと言っている部分は、なんか説明が省かれているような気が…。
(時間の都合もあるでしょうが)

 

補足

何度目かの書評です。ここで動画サイトのことをよく言っていますが、著名な芸能人が顔をだして紹介しているものではありません。
そもそも、著名な芸能人の方が投稿している動画は、”最後まで”見たことがありませんので、その紹介動画自体、知りません。

個人的に、本の紹介に限らず、サムネイルで投稿主本人が前面に出すぎている動画は殆ど見ないもので…。(おすすめに紹介されないように設定しています。)

私が見ているのは、イラストで紹介されている動画です。書評、本の紹介はたくさんありますので、どれかは特定せずに話を進めていきます。