けーせらーせらー

仕事、メンタル、労働法、転職、書評に関するエトセトラ

精神病院に通院することについての所見

精神病院についていくことは恥ずかしいことではないといったことを謝罪したというニュースを見ました。

経緯がわからないし、そもそもその投稿を見ていないので、その動画自体の是非をいう気はさらさらないのですが、このワード「精神病院に行くこと」自体の所感をば。

恐らく昔ほど、精神病院に行くことで差別されることは減ってきていると思います。
これは、メンタル疾患で亡くなった方の遺族の方々の行動が大きいと思っています。
差別発言を公で言う人、面と向かってなにか言う人は、殆どいないでしょう。

ですが、そもそも精神科にかかること自体、メンタル疾患になったこと自体を間接的に否定されることは自体は残るでしょう。

・メンタル疾患は、いわゆるまじめ人間がかかる病気として、憐みの目でみられる
(俺は、メンタル強いし、びしっと断れるから罹患しないけども、そういう人たちって真面目だからかかるんだよね~とマウントとりつつ)

・親の教育の影響として、親を否定される(きびしい躾とか)

・認知のゆがみとして、これまでの自分の考え方、生き方自体を否定される

知識がないから、恐れ差別につながります。しかしその後は、多少かっぽじった知識で著名人が平易な言葉で置き換えた病気にかわります。しかし、病気というのは、そもそも発症原因というのは特定できるものではないはずなのに、私見で特定化させようとします。

他の病気も登場中、苦しいですが、それに加えてメンタル疾患は、これまでの生き方が影響して病気に罹患したと認識されるので、生き方や人生そのものを否定され続けます。
(どうして罹患したんですか、という問い自体がそれを表しています。
 他の病気で、こう聞かれるケースは少ないのでは?)

人によっては乗り切ったり、吹っ切れたりする場合もありますが、最悪、こんな世の中にあえている意味がないと思い、悲劇的な結末が頭によぎるケースもあるかと思いますよ。

私は、これまで、転職活動の場面にて、散々このブログで嘆いてきましたが、一番つらかったのは、母親の育て方、産み方が悪かったせい、と両親が他人にいわれたことです。母親が嘆き、謝罪してくるを見るのが一番つらかった。

たしかに本にも、うつ病の人は母親の育て方にかなりの影響をうけるということが書いてある場合があります。たしかに、そういうケースもあるのかもしれません。
尚、私の場合は、子供の頃の記憶はほとんど残ってないんでなんとも…。他人が見ていない親の教育に原因を求め、とやかくいうのは誹謗中傷だと思っています。(虐待とかは次元が違う別の問題。)

話がだいぶそれましたが、結論としては、

メンタル疾患が重くなると大変なので、薬を飲まなくていいほど軽いうちにメンタルクリニックにかかるか、そもそもの根本原因から離れるか、休養することをお勧めします。なんの病気でもそうですが、早期発見早期治療が一番です。
尚、メンタル系の薬を飲むと、生命保険と医療保険に入りくくなることは覚えておいてほしいと思います。