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仕事、メンタル、労働法、転職、書評に関するエトセトラ

雇用調整助成金の話の続き その3(8/31)

 

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8月31日です。今日の夕方に、マスコミが報じていた通り、雇用調整助成金が延長されました。8月末、とは8月31日の夜でも間違いではない(笑)。

報道のとおり、上限金額が減少しております。そして、通常の場合の売上の減少率が変わりました。小刻みな減少。ハードランディングでなく、ソフトランディング。少しずつ、通常の率に戻していっております。

そして、別の助成金ですが、コロナ禍で新設された「産業雇用安定助成金」は”拡充”しています。「雇用調整助成金」は減少ですが、「産業雇用安定助成金」は拡充。雇用調整助成金のサイトであえて他の助成金拡充のお知らせ。勝手な憶測ですが、コロナで仕事が減っているなら”休業”するのではなくて、”出向”させようという意図が感じられます。

ちなみに、令和5年の概算要求もHP上に掲載されております。さらっと見ただけですが、そこでは、「雇用調整助成金」の項目は見当たらず、「産業雇用助成金」や訓練系の助成金の拡充が並んでいます。
要するに、休業するのではなく、デジタル分野を中心とした訓練をしてそちらに進出させるか、成長分野、人手不足の分野に移動することを促しているのではないか、と。まあ、雇用調整助成金”6兆円超え”の前には、拡充しても微々たる金額にしか見えませんが…。

6兆円かあ…。

補足:コロナ対応は、概算要求の予算とは異なる対応に新聞に書いていたような気がしますので、雇用調整助成金の予算申請をしていないわけではないと思いますので、補足しておきます。あと分科会?の資料もあります。(それを経て案が決まる)これには数字が資料として掲載されています。それを見ると別の感想がでてくる*1かと思いますが、これもちらっと見ただけなので、また機会があったら記事にします。

*1:(例えば、雇用調整助成金だけで見ると、一番支給された”金額”が多い業種は”製造業”。)