けーせらーせらー

仕事、メンタル、労働法、転職、書評に関するエトセトラ

経済の予想は大抵外れるものであって、絶対は絶対ない

200×年 当時在籍していた会社で「確定拠出年金」が導入されました。当時の日経平均株価は8000円前後、円は1ドル100円を切っています。50代の社員は定期預金を中心に運用し、30代~40代は、前払退職金を選び、ローンの返済に充てました。当時20代の私は、日本と海外のインデックス株に運用先を選び、(債権も少々)元本保証は0。
「退職金をドブに捨てる気か」と周りにいわれました。では現在どうなったか?いまのところ大儲けです。

1990年前後 時はバブル景気。当時の経理部は資産運用をしないと職務放棄をしているといわれ、自分たちの給料はその利益で賄えといわれ、やむなく投資に力をいれました。その結果どうなったか?ここから先何十年の経理部部員の全給料を支払えるほどの損失を出したという話を聞いたことがあります。

2019年 東京オリンピックを控え、好景気が続きます。オリンピック後に不景気が来るだろうといわれ、オリンピック前の2020年4月に転職するのが一番と転職エージェントは主張しました。その結果どうなったか?2020年2月、新型コロナウイルス感染症が猛威を振るい、2020年4月に転職した人たちの一部は、転職してすぐに休業へと追い込まれました。そして、まだ試用期間中であるため、首切りのターゲットとなったといわれています。

2022年9月 1ドル140円を突破し、日本は物価高に見舞われています。果たして、ここまで円安になると年初めに予想できて、それを公言できた人はどれくらいいるでしょうか?

話が長くなりました。

なにが言いたいかというと、未来の予想なんてものは当たるも八卦当たらぬも八卦。絶対はない。

今投資しないのはバカだ、投資するのはバカだ、と著名な人間がいっている時は、往々にして外します。そして、外した時は、俺そんなこと言ったっけ?感じになります。

なので、今、イデコ、積立NISAしないのはバカだといわれても、自分がその仕組みを理解、納得できないのならば、控えたほうがよろしいかと。