けーせらーせらー

仕事、メンタル、労働法、転職、書評に関するエトセトラ

働かないおじさん 最強説

「働かないおじさん」は、会社から首をきられないための最強の身の振り方である。

行動力のある人は、どこかで上席者と衝突してしまう。
意見をいう人は、どこかで上席者と衝突してしまう。
仕事熱心な人は、どこかでミスをしてしまい減点対象になる。
他人のサポートや指導に熱心な人は、どこかで恨まれる。ハラスメントといわれる。
成果をあげる人は、管理職や役員になってしまい、部下のミスの責任を取る立場になる。

一方、「働かないおじさん」は仕事をしないので誰とも衝突しないし、ミスもしない、減点材料がない、人と接しないのでハラスメントもしないし、部下の責任もとらなくてもいい。

「働かないおじさん」は、仕事をしないので仕事のストレスがなく心身ともに健康である。そのおかげで欠勤も休職もしないので懲戒材料もない。

会社が傾いてリストラする事態になった時、やる気のある優秀な人や若手が先に辞め、意見をいう人は目の敵にされ、ミスによる減点材料がある人、管理職はその結果責任でリストラの対象となる。そこで削減人数の目標に到達するので、働かないおじさんはリストラの対象にならない。
「働かないおじさん」は定年が近いので、会社都合の退職金と定年による退職金を比較して、費用の面で効果が薄く、また日本の解雇規制を考慮するとリストラ対象にされない。

以上により、「働かないおじさん」が、会社がつぶれない限り居座り続ける手段として最適な立ち位置である。

以上、嫌味で書きました。