けーせらーせらー

仕事、メンタル、労働法、転職、書評に関するエトセトラ

失敗/実力不足を認め、その結果他人に悪く言われることを恐れないこと

少し前の記事で「他責思考」の人の話(以下Aさん)をしました。今日は其の話の続きからです。

この人物が在籍中に周りの同僚たちと、Aさんは何故あんなに「他責思考」なのかを話し合っていたんです。異動してきたばかりのAさんに対しすぐさま結果を出すことを周りは求めていなかったのに。そもそも、すぐに結果がでるようなそんな簡単な仕事ではない。
実際のところはAさん本人しかその理由を知る由はないのですが、周囲の人間としてはAさんが「失敗を認めること」、そして失敗したことで「他人に悪くいわれること」を恐れすぎていた結果ではないかという分析結果になりました。そして、失敗を認めたくないがために他人に失敗の責任を転嫁し、叱責を恐れるがあまり、失敗したのは仕事の教え方が下手な周りの人のせいであって自分のせいではない、と発言していたのではないか、と。しかし、その結果かえって他人に悪く言われるし、責任転嫁された周りからは当然協力が得られなくなるので、失敗も増えていく、と。「他責思考」がかえって自分が望まない結果を自ら招いていると。

でもこれは「他山の石」。自分にも、誰にでも置き換えれられます。
「失敗をしないようにしよう」「失敗したことで他人に悪くいわれないようにしよう」と意識しすぎるとプレッシャーとストレスがかかりかえって失敗するし、失敗を隠蔽したり、失敗の責任を周りに転嫁したりすると、かえって単なる1つの失敗の事実より余計に他人の心証が悪くなる。
失敗を認めて、すいません以後気を付けまーす、と素直に言える人の方がかえって仕事はうまくいくのではないかと思うのです。