けーせらーせらー

仕事、メンタル、労働法、転職、書評に関するエトセトラ

新しい環境はいくつになっても疲れるものです。

過剰な不安はメンタル不調を引き起こす可能性があるため注意が必要です。しかし、新しいことを始める際に起こる不安は、生物として当然発生する「現実的な不安」です。実際に新しい環境になじむのはそう簡単ではないので、不安が発生すること自体おかしなことではなく、その不安も時間がたてば、慣れてきて消えていくものです。防ぐべきは「神経症的な不安」、「慢性的な不安」であり、理由がわかる一時的な不安でない、長期にわたって不安が続く場合であり、この場合は原因を探り、改善する必要があります。

新生活の場合は、どれくらいの期間が一時的かわかりませんが、まあ1週間から1か月ぐらい続いても不思議ではないかとも持っています。それに大人になって新生活が発生しない人生というのはマイナス面があるのではないかと以前テレビのコメンテーターがいっていましたが、まさにその通りだと思います。子どもならば毎年のクラス替え、3年、4年、6年で学校が変わり新生活が発生しますが、大人になったら場合によっては10年以上も新生活が発生しないケースもあります。仕事内容や年齢、地域にもよりますが、新生活がないということは、人生に変化がなく、それはなんのチャレンジもしてないことかもしれません。
要するに新生活で緊張し不安になることは、何らかのチャレンジをしていて、人生にとってよいことなのだ、と思っていいということです。