けーせらーせらー

仕事、メンタル、労働法、転職、書評に関するエトセトラ

ふるさと納税という制度は、やっぱりおかしい。

年末に向けて、ふるさと納税のCMが増えてきましたね。
単刀直入に言います。ふるさと納税という制度は、天下の愚策。即刻やめるべきです。
あるいは、自分がかつて住んだことがあるか、お世話になった自治体に限定すべきです。

納税者としては、少しでも節税したいというのはよくわかります。
子供の頃に過ごした自治体や、お世話になった町に還元したいというのもわかります。
また、何かに寄付をすることは良いかと思います。

しかし、そもそも住民税は、行政サービスの対価として支払っているはず。
ふるさと納税という制度のために、結局減るのは日本の住民税全体の額。住民税の一部が、サイト運営会社の収益、広告費に使われ、ふるさと納税獲得のために、行政職員の労働時間(つまり税金)が削られています。なんで、住民税が、なんとかポイントや、元横綱や芸人のCM出演料の原資にされとるんや。

業者などの収益分、住民税全体が減るのならば、ふるさと納税をやめて、
いっそのこと住民税を減らすか、他の政策に充てるか、寄付控除の制度を拡充するほうがよっぽどいいと思う。

ただ、私が住んだことのある自治体には、ちょっと文句をいいたい。
何もせんでも、結局国からの交付金で補填できるのだろうけれども、ちょっとは頑張れや!
…あれ、補填できるのならば、やっぱりふるさと納税、意味ないじゃん。