けーせらーせらー

仕事、メンタル、労働法、転職、書評に関するエトセトラ

メンタル疾患になる人は外見ではわからない。

先ほど書いたメンタル疾患での入院での話について、別の話題を少し。
メンタル疾患の人はどんな人がなりやすいか、という場合、真面目な人とか、メンタルが弱そうな人とか、周りを気にしすぎている人とか、色々言われていますが、入院した時に、他の患者の方と接してみて、わかりました。

患者の統一性が全くありません。よって外面だけでは、絶対にわかりません。

入院した患者について。老若男女がいました、既婚未婚両方いました、陽キャ陰キャもいました、細めの人も太めの人もいました、ヤンキーも真面目も不思議ちゃんもいました、生活に困らないレベルのお金持ち*1貧乏人もいました、良くしゃべる人も寡黙な人もいました、喫煙者もそうでない人もいました、大学卒も高校中退*2もいました、公務員も大企業も職人も個人事業主も主婦も無職もいました。
本人が話してくれる症状も発症経緯もそれぞれでした。
外見でわからないのに、他人の心の中など誰がわかる?
なので、こういう人がなる、というのは正直わかりません。どこかの精神科医が話していましたが、なりやすい性格や考え方や仕事や遺伝はあるだろうが、実際発症する理由は、複合的な理由である、と。
わかりやすく、言い換えると、なぜサッカーワールドカップで日本がドイツになぜ勝てたかを、一言でいうようなものです。堂安、浅野選手がゴールを決めたから、というのは結論です。なぜ勝てたか、の答えではありません。その答えが正しいならば、最初から堂安、浅野選手をスタメンでだしておけば絶対勝てるということになる。色々な複合的な理由で、勝てたのです。10回同じことを繰り返しても10回とも同じに勝てたかどうかはわからない理由で勝てたのです。
さらに裏付けすると、コスタリカには負けるんです。同じ選手を使っても、今度は格下であろうチームに負けるんです。負けるときは負けるし、勝つときは勝つんです。

長い話になりましたが、メンタル疾患になる理由というのは、複合的な理由です。外から見て、あ、この人が必ずなる、というのは現時点で絶対わかりません。*3

*1:生活に困らなければうつ病にならないという説を唱えている人たちもいますが、超がつくお金持ちでもうつ病になります

*2:お勉強ばかりしているからうつ病になる説を唱えている人もいますが、高校中退のいわゆる若いころやんちゃしていた人間もうつ病になります

*3:なりかけている、なりやすい、というのはわかるかもしれませんが