けーせらーせらー

仕事、メンタル、労働法、転職、書評に関するエトセトラ

雇用調整助成金の特例は1月末で終了する。というニュースに?(1/31)

ヤフーニュースで、令和5年1月31日をもって雇用調整助成金の特例が終了する、という記事が転載(配信)されています。
結論から申し上げますと、全事業所で特例が終了するわけではありません。おそらく例外等の説明を省略されているのでしょう。そこで今回はこれについて記事にしてみることにします。なぜ、1月末で終了とはいえないかというと、以下の2点の理由からです。

1 特に業況の厳しい事業所の場合、給料の計算期間によってはまだ対象になる事業所があるから
給料の判定基礎期間(給料の1か月の計算期間)が1日~末日の場合は、助成金の上限と率の上乗せが1月31日で終了になる、というのは正しいです。但し、例えば20日締切の場合は1月21日~2月20日の期間はまだ上乗せは残っています。そもそも判定基礎期間の”初日”がによって判断するため、1月31日までに初日がある判定基礎期間は上乗せがあるのです。よって、まだ対象になる事業所は残っていますので、全事業所の特例が完全に終了するわけではありません。根拠は、支給要領1114aウ(イ)、ホームページの棒グラフ。(判定基礎期間の”初日”が…と書いてある。)

2 小規模事業所の簡易計算や教育訓練の上乗せや緩和などの特例はまだ残っているから
上記については、令和5年3月31日までは残っています。1月末で終了するのは、判定基礎期間が令和5年2月1日以降の申請に関する助成金の助成率(最大9/10⇒最大2/3)と上限(最大9,000円⇒最大8,355円)の上乗せ。尚、教育訓練の上乗せや訓練内容の緩和等は残っています。根拠は、支給要領1114a。

といってもここは、素人匿名ブログ。私が言っていることが正しいかどうかは保証できませんので、正解は厚生労働省か専門家にご確認下さい。

さて、ヤフーニュースさん。
某百貨店の不正に関するニュースも1月31日付で載せていますが、コメントのトップに、この百貨店とは別の一つの企業グループの名前を挙げて、その企業およびグループの行為を”不正”と断定している、匿名の個人の発言を掲載するのはどうかと思います。”意見”をいうのは自由ですが、ニュースとは別の会社の”不正”かどうか不明だったものを、”不正”と名指しした意見をトップに挙げるのは、不正扱いされた企業の信用に関わる重大な問題ではないですかね?名指しされた企業はたしかに、雇用調整助成金の申請に関して報道されていたけれども、”不正”と公表されなかったはず。そもそも、その企業の申請自体、当事者と厚生労働省以外はわからないはず。どうして申請の内容が個人でわかるのか。中身がわからないのにどうして不正といえるのか?しかもグループ全体も同列扱いできるのか?それをコメントのトップに載せるということはヤフーという会社はその発言者と同意見ですか?もし証拠がないならば〇〇は犯罪者だ、という発言をそのまま残すのはかなりの問題だと思いますが。

不正はいかんけれども、不正と決めつけるのもいかんよ。

以上、個人の意見でした。

履歴書の作成は相手の視点で考えることが大切

今回のテーマは「履歴書」について。
デジタル化により履歴書の提出がWEB履歴書となり、パソコンでの記入するところも増えてきていると聞きますが、私が住んでいる田舎ではIT企業が殆どないので、いまだ手書きが主流だと思っています。

履歴書が紙で、郵送提出か持参の場合、手書き、パソコンでの記入、どちらがよいか

郵送か持参の場合と書いたのは、当然ならメール、PDFでという会社は少ないでしょう。ちなみに「事務職」の応募ではあえて「PDFにして送って下さい」として、PDFへに変換できるかどうか試している場合があると聞いたことがあります。(今時検索して調べればPDF化は大抵誰でもできますが、その調べて試す気もない人を振るい落とすためでしょう。)

まず採用側の視点から。

私もかつて採用側で郵送での履歴書を見てきましたが、履歴書をパソコンで書いてきた人は、採用の面接時もあまり乗り気でないとか、仕事が怠慢とか、連絡なしに辞めたりとかなどいい記憶がありません。私見ですが、手書きよりもパソコン入力の方が恥ずかしさが減るのか自分を盛りやすいのかなあと。あと結構パソコンで書いても誤字脱字が結構多い印象があります。チェックしづらいのでしょうね。手書きで書くことで入社する意欲を図るつもりはありませんでしたが、履歴書を採用の評価基準とする場合、手書きというのは、自社で働きたいのかどうか、本人の仕事への姿勢を鑑みることできる要素のひとつになると思えます。

手書きの場合、字が下手だからダメ、ということはそうそうないと思います。なぜなら仕事の出来と字の綺麗さは比例しないと思うから。字が下手でも優秀な人は沢山みてきましたし、その逆もありました。

問題は殴り書きと誤字脱字。履歴書という公式な書類であるにも拘らず明らかに殴り書きの人は仕事が雑な人が多いし、誤字脱字がひどい人は、書類をチェックするという能力に疑問視がつきます。例えば入社したとしても企画書がいつも誤字脱字だらけだと、その書類の内容を評価する以前にもうボツでしょう。

結論としては「手書きの方が望ましい。但し、業種業界による」となります。マニュアルどおりです。
では逆に書く側としての意見。

本音を言わせてもらうと、答えは逆になります。履歴書を手書きで書くのはやっぱり面倒くさいし時間がかかるし、ネットでの提出にして紙の履歴書を辞めてほしいと思うところが本音でもあります。
手書きで書く機会がめったにない今、誤字はどうしても何回かしてしまうし、ボールペンの文字はかすれたり、にじんだりするし、私は左利きなので左手で書いた文字は紙が汚れるし、1枚書き上げるのに何枚も履歴書をダメにしてしますので、本当に手書きは嫌いです。そこで、履歴書はできる限り文字数を減らして簡潔明瞭にして、自己のアピールはパソコン書きが主流な「職務経歴書」で行うようにしています。

ボールペンは何ミリのものがよいか

ホームページでは0.7ミリのものを推奨しているところがありますが、私としては0.5ミリのほうがよいのではないかと思っています。というのも0.7ミリの場合、文字がつぶれるから。見る側としては、0.5ミリでも0.7ミリでも読めればよいかと。

ゲルインクのものがいいか

滑らかで見栄えもいいゲルインクボールペンがいいといわれます。ただ、ゲルインクのものはたまに液がですぎて紙が汚れる場合もあります。正直消えるボールペンでさえなければ、読めればいいと思っています。

そんな私のおすすめはゼブラの「SARASA」。ゲルインクです。滑らかにかけて字が普段の自分の字より綺麗に見えます。100円以上の価値はあります。たまに液の出方でハズレる場合がありますが…。尚「SARARI」という似たような名前のボールペンもあります。こっちはゲルインクでないですが、これもボールペンとしてはアリと思います。

履歴書の職歴にどんな職務でどんな実績を書くか

入社、退社という事実の列挙だけでなく、〇〇部でこんな成果をあげたとかを書いた方がいい、という意見について。これを私も実践していたのですが、職務経歴書を一緒に提出する場合や、職歴が多い場合は、履歴書の記載事項はできる限りシンプルにした方がよいかと思っています。職歴が1社だけで空欄が多いとか、職務経歴書を提出しない場合は上記の成果を書いた方よいかと思いますが、職歴が数社ある場合で、それぞれでの成果とか書いてあると、履歴書に情報量が多すぎて正直読みにくい。見る側の視点で、みやすさ、わかりやすさ重視でいいと思います。どれくらい書くかは人それぞれ、受ける会社それぞれでいいと思います。相手に適度な文量でわかりやすい情報提供をした方がいいと思います。

履歴書はA4サイズかB5サイズか

私は主流のB5サイズを使っています。職務経歴書とサイズが同じになるA4サイズで書いたこともありますけども、正直違和感を感じました。でも正直どっちかではダメということはないと思います。それこそ「失礼クリエイター」の領域です。そもそもサイズを指定しない限り、履歴書のサイズだけをもって落選させるかなあ?

写真はきちんとしたところで撮った方がよいか

応募者多数の場合は、きちんとしたところで撮って綺麗に映って損はありません。応募者多数の企業だと写真で落としているところとかもあるそうですし。見た目の印象がいい、清潔感があるというのも仕事をするうえでのひとつの武器です。まあ、普通はプリクラでなければよいと思います。ただ、あまりに盛りすぎると、面接でマイナスになるかもよ?

履歴書を送る封筒のマナーは?

郵送物は採用担当者とは別の人が受付している可能性が高いので、雨で文字が消えなければ、応募しているところの採用担当者にきちんと届けばよいかと。ただ宛名は重要。例えば「採用担当者様」でなく「〇〇株式会社 御中」と書くと、社内で履歴書入り封筒がぐるぐる回っている場合があります。(”採用”は人事部採用担当だけではないですから)また、採用担当 佐藤御中とか書いてくる人は×。マナーではなく日本語を調べてよ、という話。

まとめ

以上長くなりましたが、書いたわりに内容の中身がそれほどありませんでした。正直ここで頭を悩ます時間があれば、職務経歴書の書き方で悩んだ方がいいかも。ただ、字がきれいというのは、相手にいい印象を持たれるという仕事として使える武器です。字は子供の頃の教育環境や、仕事の丁寧さもある程度は推測できます。自己PRで「丁寧な仕事ぶり」をアピールをしながら、履歴書の字が書き殴り、写真は寝ぐせつきで「どこが丁寧な仕事やん!」とツッコミを入れられない限りは。

履歴書に限らず、仕事上の書類というのは、相手側の立場に立って、見やすくわかりやすくするものであって、そして自分がちょっと注意すれば避けることができるミスは避ける、という当然の結論で今回は終了です。

雇用調整助成金の今後についての注目箇所(1/24)

※お断り この記事は令和5年1月24日に書かれたものであり、最新の情報とは異なりますのでご注意下さい。

3/11 予想結果について、2月末の「検討中の案」をもとに追記し、4/7 この追記の部分を再修正しました。

今年に入ってから雇用調整助成金に関する記事を書いていないのですが、アクセス先は雇用調整助成金の記事が大半を占めているようです。検索するとでてくるのですかね?

さて雇用調整助成金は令和4年12月1日以降から令和5年3月31日までのことは既に発表済ですし、緊急雇用安定助成金、休業支援金は令和5年3月末での廃止(予定)が発表済です。*1なので、3月末までのことは新たに書くことはないかと。

そこで今回は、国会で来年度予算の審議が始まることですし、令和5年4月1日以降の雇用調整助成金がどうなるかというテーマで”予想”してみようかと思います。

予想の根拠として、過去の資料であるリーマンショックの時の対応を参考にします。
ホームページの過去のリーフレットを見ると、10年前の平成25年4月1日以降の変更内容は、平成25年2月8日付で発表されていたようです。これを参考にすると、おそらく2月上旬頃には4月以降のことが発表される可能性があるかと思います。

あと、今回はいわゆる新型コロナウイルス感染症の「2類」が「5類」へ変更する予定なのも影響を受けそうです。報道によると「5類」相当になれば、休業要請も濃厚接触者もなくなるらしいです。今月下旬(26日、27日)でその変更時期が示されるそうですが、その時期にあわせて完全に通常に戻る可能性もあるかと。
※追記 ゴールデンウイーク後の5月8日に5類以降で決定のようです。

令和5年2月初旬頃か、令和5年度予算が決まる頃か、「5類」への変更に関する国民への影響の情報が発表される頃か、いづれかの時期に発表されるのかもしれません。

次に、私の注目するポイントは下記の4点。

  • 令和4年12月1日からの「経過措置期間」は令和5年3月末で終わるか?
  • 令和4年12月1日以降初回の事業所でも残っている特例の3つ「計画届」「残業相殺」「短時間一斉休業」が令和5年4月1日以降、新規の場合も残り、経過措置対応の事業所が通常版に戻った場合も適用されるかどうか?
  • 支給限度日数の1年100日/3年150日は令和5年4月1日以降どうなるか?いつからこの日数をカウントすることになるか?
  • クーリング期間(1年間申請できない期間)はどのタイミングで設定されるか?

 

以下予想です。エビデンスなしですので、あてる自信は全くありません。確定した情報は予算が決まったらわかると思います。

*1:(1月24日追記 学校休業等対応助成金も3月末で終了予定と報道がありました)

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アニメ「ぼっち・ざ・ろっく」を見ての感想

さて、昨年10月から12月に放送されていて話題となっていたアニメ「ぼっち・ざ・ろっく」を今さながらAmazonプライムで一週間で一気見しました。
というわけで、今回の記事はその感想です。
この作品の良さは至るところで発信されており今更感はありますが、一度自分でも一回感想を書いてみたいと思った次第です。以降、ネタバレも含みます。

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色々あって記事がとまっています。

先週、コロナウイルス感染症のワクチンを打ち、副反応がありました。
先週、コンタクトの片方が割れました。
今週、風邪をひき、寝込みました。
昨日、歯の詰め物が取れました。

昨日、ウマ娘、貯めていたジュエルをほぼ全部使って、天井までガチャ回しました。
先週から、ぼっちざろっくをAmazonプライムビデオで見始めました。
今週、仕事で複数のトラブルが発生し、想定外の出来事がありました。

よって記事が滞っています。

ブログの執筆が職務経歴書作成に役立ちそう

今日、今後の転職活動に向けて数年前に書いた職務経歴書に現在の経歴を付け加え、ブラッシュアップさせようと過去の職務経歴書を開いてみました。
するとどうでしょう。約3年前の職務経歴書を読み返してみると、現在の経歴を加えるまえに過去に書いた職務経歴について色々問題点が浮き彫りになってきました。

とにかく字数が多い。句読点も多い。仕事内容の説明が多い、注釈も多い、また自分の経歴を網羅していて、結果として情報過多。

読み手から見て、どんな経歴でどんな成果をあげたのか、どんなことができるのか、そもそも何がいいたいのか、とにかくわかりにくい。

これが、約3年前の職務経歴書に対する今の自分の評価でした。

と、こういう評価を下せるようになったのも、この8~9か月間ブログの記事を200件以上も書いて、何回も読み直して訂正してきた経験が大きいかな、と思っています。転職活動時に何度も職務経歴書は書いてはいたのですが、ここまでわかりにくい文章を書いていたとは。
閲覧数はともかく、人に見せるものと意識してきた成果かな、とも思っています。

課題も見つかりました。それはオンライン版のWord(無料)がとにかく慣れない。やはり無料版では無理があるか…。これは1,2日で解消できる問題ではないので、今後対応を要する課題でしょう。

メンタル疾患と自動車の運転。

メンタル疾患にかかり退職し無職になった時に、自分の車を売りました。保険料、駐車場代、ガソリン代、車検代等維持費がかかる上に殆ど乗らなくなったためです。

それから数年経ち、社会復帰した後も車を買うことはありませんでした。電車通勤であったことや復帰後の給料では購入または維持することが難しかったものあるのですが、なによりこの間に車の運転が非常に怖くなったのです。

そしてその後転職活動をした結果ひとつの会社から内定をいただきました。しかしそこは面接で会社を訪ねた時にわかったのですが、出退勤時間とダイヤから車通勤は必須でした。
そこで家族の車を借りて同乗してもらったうえで、その会社の行き来をしてみました。
すると運転中恐怖でガタガタ震えだしてしまい、途中で何度も停車し、命からがらで家に帰ってきました。とてもではないが通勤できない…。内定を辞退することにしました。

そこから家の付近で車の運転の練習をした後、電車通勤と車通勤両方が可能なところで内定をもらい、当初は電車通勤しつつ車の運転を何度か試し、自信を取り戻した後車通勤に切り替えました。途中で自分の車も買いました。また乗れなくなることも考えて安い自動車を買いました。(この自動車がアタリでとても気に入ってしまい今でも乗っています。)

さて前振りはここまでとしてどうして車に乗れなくなったのか、振り返ります。
上記内定辞退をする前に、通院している病院の医師および精神保健福祉士の方にも相談しましたが、当時は明確な答えはでませんでした。

でも、今だと答えは明確です。メンタル疾患の原因でもある不安が色濃くでたためです。その不安とはつまるところ、事故が怖い。

その不安への対処として以下のことを実践しました。
1つ目。まずは練習。近いところか始めて徐々に経験を積む。運転に慣れる。
2つ目。具体的に何が怖いのか明確にする。すると、狭い道の車の対向で動けなくなること(自宅の近くは狭い道が多い)。狭い駐車場での駐車。1車線で後ろの車から煽り運転されることであることがわかりました。
そしてそそこから、まずは上述したとおり練習すること、そして車幅の感覚がわかりやすく運転しやすい自動車を購入すること、狭い道は当初は遠回りでも避けて、後ろの煽りについては、なるべく2車線以上の道か煽られたら店などで避けることができる道を選ぶことで対処しました。慣れた後は、あえて法定速度どおりに走ってみて本当に煽っているか、単に後ろについているだけなのか様子を見ることにしました。大抵は後ろについているだけのようでした。最後に、自動車保険でできる限りのリスクに備えました。すると、不安はかなり軽減しました。

なにがいいたいかというと、メンタルが弱っている時は不安が増大し自分でこれをコントロールできなくなる状態の時があること。不安というのは実際に対処すれば軽減できること。その軽減策は頭で考えるだけでなく、実際に行動すること。行動は簡単なことから始めて、徐々に慣れること。ここでは運転しやすい自動車を例にだしましたが、気持ち以外の金銭的、物理的な手段をもって対応する方法でも採用すること。

アタマで考えて不安を取り除こうとしてもなかなか取れないものです。かといっていきなりショック療法をすると、かえって不安や恐怖が増大する場合もあります。小さなことからできることからコツコツと行動していくことです。