けーせらーせらー

仕事、メンタル、労働法、転職、書評に関するエトセトラ

転職面接は「定着」と「成果」がキーワード?

転職面接の際、面接官が気にしているのは、

・その組織に定着するか

・その組織で成果をあげるか

2点であり、それをクリアできるかどうか、という話をとあるエージェントがしているらしいです。

その方の話を全て聞いたわけではないことを前提に以下、お話します。

最初はなるほどと思いました。
転職エージェントの方のお話は本当に上手いです。説得力があります。そして、今度の面接でそれを実践しようと思えてきたりします。

しかし、一方で、自分のこれまでの記憶が疑念をいだかせます。本当にその話を信じていいのかと。

私も、過去の転職の際に、転職エージェントから質問内容を事前にきいたりしたことがあります。そうかと思い、その質問に対して準備していきます。

結論からいうと、まず、転職エージェントの想定通りの質問はしてきませんでした。

冷静に考えると、人事が、面接官が、本気でほしいと思う人材を探している時に、事前の打ち合わせどおりの質問をしてくるわけないじゃないですか。また、金銭が発生する転職エージェントを介していて、そのとおりの質問をしてくるわけないじゃないですか。面接の意味がないじゃん。せいぜい、どんな人を探しているかという情報を得たうえでの、推測の範囲の質問です。ケースバイケース。そんなに簡単じゃない。

事前の打ち合わせどおり質問するときは、誰でもいいから”人間”を確保してこい(実際使えなかったら即退社させるから)、とエージェントに頼んでいる時ぐらいなものです。

また、転職エージェントは、殆ど元手をかけずに、他人の仕事を変更させることで、売上をあげる、”営業”のプロです。(間違っても、人事のプロではありません。)

なので、人事採用(買い手)からすれば、”営業”の言葉をそのまま信じるほど、甘ちゃんではありません。

はっきりいいます。
転職エージェントを鵜呑みにしすぎてはダメです。
転職者は元手のかからない”売り物”です。
人事からみても、転職エージェントの紹介手数料が高いのです。
採用のハードルがあがっている面があります。

まあ、タイトルのこと自体は、嘘ではないと思うので、想定はしておいて損はないぐらいでしょう。
というか、それぐらい想定するでしょう?(強調して言うことか?)

そして、完璧にクリアした回答をしたからといって採用される保証は一切ありません。

定着?成果?の答えの行き着くところは、転職せずに、その会社に居続ましょう、という結論しかない。

なんか自責思考という退職理由をいったり、成果をいったりするよりも、話してみて、うちのメンバーと合いそうだなとか、いっしょに働きたいな、これはやりそうだな、という”これまでの勘”みたいなものが優先されると思います。というか”商談”でも、堅苦しい説明より、人として信用できるかどうかのほうが優先されるのと一緒だと思うけど。

結局、相手がどんな人を求めているかが一番重要だとも思います。それと自分が一致するかどうか。

最後に、身なり。どんなに話が上手くても、髭はやしたままとか、腕組みしたりとか、ジャケットの下にTシャツとか着てる人は、”イキリ”が多いので、信用できません。(当然、業種によりますよ。)