けーせらーせらー

仕事、メンタル、労働法、転職、書評に関するエトセトラ

テレビの侮辱

続いて、これもたしか同じ日だったと思いますが、ネットのニュースの記事から。
著名な声優の方が、今はいい時代になったという話をされていて、その理由というのが、
「20年前は、テレビ番組で、アニメを好きな人を一括りにして、レッテルを張り、アニメ好きの人たちを侮辱していた。出演者として、その扱いを目にして強い憤りを感じていたが、今テレビに出演すると、そういった番組はほとんどなくなり、出演者もあのアニメを好きだと発言するようになった、と。アニメもアニメ好きも市民権を得たのだと。」というような内容の記事でした。*1

たしかに、今のテレビ番組は、特定の人たちの集まりを侮辱することは大分少なくなってきたと感じています。
上記のようにアニメ好きとかなど趣味、容姿、服装をもって侮辱したりしなくなりましたし、犯罪者予備集団扱いもしなくなりましたし、恋愛対象や恋愛経験をもって侮辱する人も少なくなりましたし、その馬鹿にすること自体を「イジる」と正当化することもなくなってきました。*2

色々な人の努力の結果だと思います。

私も昔、とんねるずの番組の「ほもおだほもお」というキャラクターのせいでその番組が流行っていた時に、〇〇はホモ!といわれ、いじめられた記憶があります。(女性の告白を断ったことが原因だったと記憶しています。)

容姿や言動からホモじゃないの?といわれて、嘲笑されていたキャラクターは、いじめに利用しやすいんだと思います。

今の子供たちは、テレビの影響で、趣味、容姿、服装で蔑まれたり、「いじる」という名目での「いじめ」が、行われていないことを祈ります。

しかし、最近は、その侮辱行為はテレビから、インターネット、SNSに舞台を移しています。特定の誰かを、またはグループを侮辱する行為を閲覧数のために行う人がいて、その行為に批判的な人とバトルすることで、閲覧数が増えるからなんでしょうね。


その舞台を用意している、ヤフーニュースなどのニュースサイト、ネット番組、閲覧数で収益を得る仕組みを作ったYouTubeTwitterなどのSNSアプリ運営会社は、そういう行為を広げないよう努めてほしいものです。

*1:私の曖昧な記憶での要約なので、詳細は実際の記事をご覧ください。

*2:とん〇るずの石〇貴明氏、ロ〇ドン〇ーツの田〇敦氏が代表格