けーせらーせらー

仕事、メンタル、労働法、転職、書評に関するエトセトラ

将来よりも今したいことを

前に家族が8月中旬、緊急に入院していることを記事にした。今は手術をして状況は改善し、まもなく退院できる見込みである。大手術であったし、手術後の状況もしばらく良くなかったので、最悪のリスクに備えていた。

さて、話は変わるが、私は、ソーシャルゲームウマ娘」の8月24日の月2.5周年に備えて、ジュエルを貯めてそこで一気にガチャを回すことに備えていた。なにせこのゲーム、ジュエルというガチャを回すためのアイテムの獲得に異様に時間がかかる。課金すればある程度溜まるが、ものには限度がある。気を付けないと、ボタンを押すだけで万円単位のお金が飛んでいく。というわけで2周年から半年かけて、天井(知らない人に解説すると、ウマ娘は20回×1500ジュエル=3万ジュエルで最悪一つ手に入る仕様である)2回分ちまちまと半年かけて地道に用意していた。また2,5周年にあわせてゲーム内容も更新された。

そんな矢先の緊急入院である。更新された内容を確認する余裕はない。いつ鳴るかわからないスマホでゲームをしても上の空である。よって、ログインボーナスだけを獲得するだけの日々であった。

しばらくしてから、9月11日までが期限だったこともあり、空いた時間に天井2回分はガチャで一気に回した。そうでもしないと半年間貯めたジュエルが無駄になるからである。一応、ある程度貯めた分の成果物は手に入った。ただそれだけであった。この半年の地道な作業に見合う喜びではなかった。ただ、作業をこなしただけとなった。

そして、先週から快復基調に入り、どうやら危機を脱したようなので、ゲームをし始めた。出遅れ感は否めないが、致し方ない。

半年先を見据えて準備をしていても、その半年後に思わぬ事態に陥る可能性がある、ということだ。世の中先のことはわからない。その先のことをさも当然あるかのように準備していて、それができないことにイライラしてストレスをためても仕方がないことである。

ソーシャルゲームはある一定の期間だけの開催のものも多い。その期間、必ずログインできるか、といわれても人生にその保証はない。できないことを心配しても仕方ないが、できないことにイライラしても仕方ない。ゲームはその時その時を楽しめることを最重要視するべきではないかと思った次第である。

よって、溜まっていた有料引換券も一気に使った。次のギャチャで被ることを危惧して残していたが、被りを危惧して今楽しめないのもどうかと思った。

今回の記事はたかだかゲームのソシャゲの話である。もともと暇つぶしで始めたゲームである。見るテレビがなかっただけである。別に生きる上で必要なものでは一切ない。だが、他のことにも置き換えれるのではないか。

欲しいあの商品を次のセール迄待つか?

やりたいことがあるのに、準備が必要とか、コロナ禍が過ぎてから、とかいってずるずると引き延ばしていないか?

次に緊急入院するのはまた自分かもしれない。それは明日かもしれない。その時引き延ばしたことを後悔しないだろうか?そう自分に今問いかけている。

次の記事に続く。