けーせらーせらー

仕事、メンタル、労働法、転職、書評に関するエトセトラ

ひとりのクリエイターの件について

先日、おひとりの漫画家がお亡くなりになった。報道によると自〇とのこと。お悔やみ申し上げます。

私は何度も記事にしているが、自〇という手段をとったということに対して原因をあれこれ詮索するのはやめるべき、という立場である。本当の理由は他人にはわからないし、本人に聞くことはもはやできない。原因がわからないのに、ご本人にも会ったことのない人間が自〇という手段を選んだ理由を勝手に推測をするというのは死者に対する冒涜になりかねないと思っている。また友人知人という立場で自〇を誰かのせいにするのも同様である。かといって、誰のせいでもない、と決めつけるというのもどうかとも思う。勿論、遺族が遺書を公開する義務もない。繰り返しになるが誰であろうと、テレビやSNSで自〇の原因を決めつけたり、予想するべきではない。

また、自〇を選んだ人を、繊細な人だったんだろうと決めつけるのは、言語道断、失礼極まりない行為である。こういう発言が自〇した人の性格に責任があるという話に結び付く。厳に慎むべきである。

ただその自〇の原因とは切り離して、漫画とテレビドラマの実写化については、お亡くなりになった方が生前発言した通り、問題があったことは恐らく事実であろう。そしてトラブルの原因は今後のためにもなくしていく必要があることは確かであろう。

またこれも、漫画家やテレビドラマに携わったこともない人間が推測でとやかく言うこともないと思っている。脚本家が悪い、プロデューサーが悪いとか、誰も悪くない、とかそもそも仕事の中身がわからない、または人からの話を聞いた程度の人間が推測するのもおかしな話である。週刊誌は金のためならなんでもすると悪口をいっているぐらいなら、人の死に関することをワイドショーごときでタレント風情が推測でとやかくいうことではあるまい。ましてやSNSの投稿者という名誉棄損で訴えられない不特定多数の責任にするのも違う。なあ、ミ〇ネ屋。

漫画家やテレビドラマに直接携わる人間が今後原作の勝手な変更をめぐってトラブルにならないよう、対応を検討するのはいいとは思うし、過去に辛酸をなめた、心理的に追い詰められた漫画家、小説家が自分が経験した出来事を話すのとはわけが違う。漫画家、小説家の心情や苦労は私にはわからない。日本テ〇ビの最初の談話のように蓋をするのはもってのほかだが、部外者が推測であれこれいう必要もなかろう。

以上である。

話が変わって週刊誌の報道について。以下のことは誰かのことを特定して言っているわけではない。某週刊誌を金さえ稼げればなんでもするやつらと叩いている芸能人、著名人がいるようだが、まず鏡で自分の顔を見てから発言することをお勧めする。

自分たちは上から目線で大した知識もないくせに好き勝手話して他人を傷つけておいて、週刊誌が芸能人のゴシップを報道するのは許さない、というのは如何かと思う。自分はマスコミ界隈にいるから真実は知っている。でも話さない。だけども他の部外者がどうこういうのは許さないとSNSで恫喝している某編集者も同様。

ワイドショーで司会やコメンテーターをしていて、普段から真実かどうかも不明な段階で、醜聞をネタに金稼ぎしているのだから同じ穴のムジナだろう。

勿論、虚偽の報道に対する被害者は有名人だから泣き寝入りをしろとは思っていない。一視聴者としてどちらが本当か嘘かジャッジする気は毛頭ないが、週刊誌憎しのあまり、被害を訴えた女性も金稼ぎのため、とか断定するのは如何なものか。週刊誌は嘘だが、自分は本当のことを知っているという根拠はどこから湧いてくるのか。彼女らが性被害の事実を訴えてきているのにそれを金稼ぎと決めつける発言をするのは如何なものかと私は思っている。セカンドレイプではないか。まあ私は週刊誌を読んでいないし読む義務もないので、これ以上は立ち入らない。

まあ、ワイドショーはとりあえず放送するのを辞めてしまえ。編集者はSNSを辞めてしまえ。マンガ原作の実写化は暫くは辞めとけ。