けーせらーせらー

仕事、メンタル、労働法、転職、書評に関するエトセトラ

コンプライアンス

コンプライアンス、日本語で「法令遵守」。

この言葉が企業統治=ガバナンスとともに、ビジネスの世界で広まったのは20年ぐらい前だったと思う。

今日では社会的規範という概念も含まれると言われているが、少なくとも法令を遵守することは法治国家に生きる上で人としても会社としても当たり前のことである。では、なぜその言葉が企業に求められるようになったか。

それは、法定違反があった時に、一部の労働者や人間に、その責任を転嫁させないようにするためである。経営権をと会社全体にその責任を負わせるためである。例えば、不正会計の責任を経理部長に責任をなすりつけて、代表取締役会長や社長は無関係というのは今や通用しない。

それは、利益をあげる、最大化するという株式会社という営利企業が存続するために必要不可欠なもののために、法令を無視する行為にストップをかけるためである。法令を守れない企業は、どれだけ利益をあげたとしても資本主義の市場から退場である。

それは、法定を遵守していない(いなかった)関係者との関係を断つことが企業に求められるためである。今やその対象は暴力団やだけに対象はとどまらない。

さて、今、メディアを騒がせている芸能事務所の問題。被害者の救済は当然として、その事務所と関係をもっているマスメディアではない企業はどう対応していくのが妥当であるか。

私の考えでは、上記3つを考えれば、コンプライアンス経営を標榜するならば、企業としての今後どう振舞うかは自ずと見えてくると思うが。

マスメディア?強いものには報道しない権利を行使し、弱ったものを叩くという通常運転を今もかわらずしているだけでしょう。この期に及んで自国の報道の自由度ランキングが低いというちゃんちゃらおかしいことは二度といわないように。今後は情報番組、エンターテインメント、ジャーナリストは日本では弱くなったら叩く番組、人という意味と定義したら?