けーせらーせらー

仕事、メンタル、労働法、転職、書評に関するエトセトラ

口撃から身を守るには

とある本を読書中です。全部読んでいないのでタイトルは伏せますが、他人からの攻撃を避けるためテクニック本のようです。
そこで、腑に落ちたというかメモとして残したい記述があったのでピックアップ。

まず、攻撃される側は、「罪悪感」につけこまれるということ。「罪悪感」は過去の書評でも書いていますが、この本ではさらに「罪悪感」の中に「自分が万能であるという意識」が背景にあるという説明があります。万能であらねばならない、と思っているからつけ入る隙を与えてしまうのですね。全知全能なぞユーハバッハではないので、わかりません、できません、と開き直ることができれば、対処可能なケースもあるということです。

そして、攻撃する側の心理として、「相手の価値を落とすことで自分の価値を相対的に上げる」行為が挙げられます。直接に悪口を言って攻撃しなくても、”常識”とか”普通”とか持ちだし、自分が”常識””普通”の側にいることを強調することで、相手を”非常識”、”変”な領域に陥れて、結果的に相手の価値を低くさせているのです。

要約すると、以下のとおりです。
・自分が万能であるというふるまいは、つけ入る隙を与えること
・攻撃する人は、自分の評価を相対的にあげること、さげないことを目的として、相手の評価をさげていること
・”常識”普通””一般論”を持ちだすときは、結局は自分の評価を下げさせないか、相手の評価を下げさせたいため