けーせらーせらー

仕事、メンタル、労働法、転職、書評に関するエトセトラ

年が明ける前に1、2年前の怒りの出来事を吐き出す

怒りの記事を昨日書いていたら、やはり2年前の出来事を一度吐き出したい欲求にかられた。いい訳だが一度吐き出すと精神的にいいらしい。これを吐き出さないとなぜ自分が今の仕事で怒るのか、自分でもよくわからなくなるからだ。

今回は全く持って自分本位の記事。しかも人間が複数登場して何故怒っているかわからないと思う。よってここで改行をいれておく。

今から2年半のことである。他の市内の支所の業務(以下①業務)がかなり滞ってしまったらしく、その支所の出張所にいる人間4人(私とA、B、C)に①業務をするよう指示があった。私は出張所にいたその中の1人だった。その4人には今まで出張所で担当していた業務があるのだが、その仕事は他の4人以外の人に任せて支社の仕事をやるように指示があった。ちなみに①業務は出張所ではやっていなかった。

私はこれまで1人でやっていた仕事(以下②業務)があるのだが、他の人Dさんに担当替えをすることになった。というわけで私は支社から来た人から①業務の引継ぎを受けつつ、Dさんに仕事の引継ぎをしていた。大忙しだった。他のA、B、Cは今までの仕事の引継ぎをせずに①業務をしていたので、①業務の仕事に専念できたが、私は①業務をしつつ②業務をする羽目になった。

また私はほかに複数の人がやっていた業務(③業務)があったが、他の人も前からやっていてので引継ぎはしなかったが、自分が継続して担当していた案件は他の人に引き継がず私がその仕事を終わらせるまでやっていた。つまり①②③の業務3つを暫くは並行してかけ持つことになったわけだ。

当然、他の3人からは遅れをとった。懸命にやり②業務の引継ぎを終わらせ、③業務の自分の案件も終わらせ、やっと私も①業務に専念できる環境になった。これに約2か月かかった。

その時支社から管理職が私のところにやってきた。この引継ぎを開始してからわずか2か月後だ。

聞くところによると、Aさんがやっていた業務(④業務)は引継ぎなしだったので④業務は担当者不在で2か月ほったらかしになっているという。そして、その業務はAではなく、別の人のEさんに引継ぎさせたいらしい。Eさんはその時③業務の担当だが、④業務の経験者なので④業務に対応が可能とのこと。

そしてだ。私に①業務を終わらせて、③業務にEさんの代替要員として戻れという指示であった。

支社が④業務の引継ぎを完全に見落としていたのでその対処をするというのは理解はできた。問題はその時の言い方だった。

「Aの処理速度が速い。Aは大変優秀であるので支社としてはAは④業務に戻さず①業務に専念させたい。そして④業務が引継ぎなくできるのはうちの支社では今はAか、経験者のEしかいない。よってお前はEの代わりに③業務に戻れ。これは支社・出張所内の生産性を考える合理的な考えだ。」

私はこの説明を食らって面食らった。急な担当替えからわずか2か月だ。最初は混乱して黙って聞いていた。だが怒りはふつふつと湧いてきた。そして以下のように反論した。

・Aの処理速度がこの2か月間で早かったのはAが④業務の引継ぎをせずに④の業務を放置した形で①業務に専念できたから。またAは①の業務の経験者であり早いのは当然である。

・私はその逆でこの2か月間①②③業務を兼務していた。他人から教わり、他人に教えつつ、業務をしていた。教えるという作業や教わることとは別物。また③の仕事も放置せず片づけた。

・支社は、兼務と専業にどれくらい進捗に差がでることを、新しく覚えること、新しいことを教えることの大変さを理解しているのかと。

・BやCも③業務の経験者だ。BやCでも対応可能だ。それに暇を持て余している人間も出張所にはいる。③業務に私が戻らなければならない理由がない。

・私が①業務で戦力外と判断したのなら話は別だが、私はこの2か月引継ぎをしていて①業務には他の3人と比較しそこまで関われていない。判断できる状況にないはずで、今のタイミングは理解できない。

・②業務については私は担当から外れたのだが支社内には知らせておらず他部署から業務放棄だ怠慢だとこの2か月引継ぎ完了まで叱られていた。それも引継ぎが終るまでの一時のものと我慢していた。そのことから考えても合理的な判断とはいえない。

・合理的な考えというのなら、

 そもそも初めから私を①業務の担当にさせなければよかった。
 初めから④業務を誰かに引継ぎさせればこんな問題はなかった。
 支社とAは引継ぎを失念した責任をとらないのか?それをAが優秀?私にミスの尻ぬぐいをさせる人間が優秀と判断する理由はなんなのか?

以上よりその担当替えは全く合理的でなく、その説明では到底担当替えは受け入れられないとこの段階では優しい口調で拒んだ。合理的と言うが、私のこの2か月の苦労に関する一切の配慮の言葉もなかった。

するとその約1か月後。再び支社の管理職が来て私とA~Eが一斉に集められた。上記について私が拒んだのにも関わらず、1か月前の当初の説明通り担当替えをする、と言ってきた。私の意見は完全に無視したようだ。

この人間には話が通じない。是非に及ばず…

私は怒り狂った。AからEの目の前で支社の管理職に対し罵声を浴びせた。

「そもそも④業務はAがしていたのだからAがすべきである。または④業務のことを失念していたあなた方支社の人間の誰かが代わりにすべきか、③業務をやるべきである。私に押し付けるのは全く合理的ではない。私は2か月前に突然の担当替えを引き受けたが、この2か月間兼務状態で相当苦労したし疲弊した。仕事量の調整というならばいざ知らず、その点に配慮をせず点検もせず、その判断を合理的と言うのならば、私は再度の担当替えは今度ばかりは拒否する。従わないことで業務命令を守らないというのならば、これが業務命令として適切かどうか人事部長にかけあう」と伝えた。

そして出張所からの異動願いを出した。また①②③のすべての業務から外すよう願いでた。

その後、支社のさらに上の管理職が来て私に対しこう言い放った。

「命令に逆らうとどうなるかわかっているのか」と。私はあえて黙っていた。黙って睨みつけていた。クビにしたければクビにしてみろ、と。労働基準監督署でやりあおう、と。

結局、私の担当替えはせずに、Aがもともとの仕事も兼務することになった。初めからそうしておけばよいだけの話なのだ。だが彼らがその決断をした理由は違うだろう。私をクビにしたら1人減る分①~④業務に欠員をだしてしまう。その発端となる判断ミスの発覚を恐れ、その責任を取りたくなかっただけだ。だからその3か月後の4月に④業務担当の欠員を補充しAの兼務を解消している。

この件で私はこの会社での自分の評価というのをよく理解した。

前回の記事で「怒る」か「怒らない」かの記事をあげた。この時私は「怒った」。その結果私は他人のミスの尻ぬぐいをしなくてすんだ。勉強した、我慢した時間を無駄にしなかった。仮に「怒らなかった」ら支社内での評価はあがったかもしれない。”都合の良い存在として”。それはメンタル疾患になる原因のひとつとして十分味わったから、その存在になりたいとは思わない。

そしてブログを開始した時に記載した通り、転職活動も再開することにした。ただ以前の転職の際の転職理由の説明に苦労したし、今回も今退職しその後転職活動をすると、転職の面接の際には説明しても、私が単に担当替えを嫌がって退職したとしか受けとられないことは明白。よって今度は自己都合退職後でなく、在籍中か、クビになってから転職活動をすることにした。

そして現在に至る。いつクビにしてもらって結構と今でも思っている。だがあえて口にしない。私から退職を申し出たという口実は与えない。会社都合退職か契約満了をゲットして転職の際の退職理由が欲しいだけである。もはやこの会社に未練もない。もはや金を得るための会社である。また、怒りを糧にするのはいいが、怒りだけでは次の仕事にはつながらない。在籍中に次の転職に備えて、できることはやっておきたい。

ちなみに①業務はそこから約1年続けて異動により今年の3月で外れている。②③も同様。異動願いを出しているのでこれは問題ない。今①業務をしているのはAと後から来た3人でやっている。Bは半年後に担当から外れ、Cは退職した。

そして今私はその仕事を滞らせた元凶である支社に異動した。異動願いが実現した、といっていいのかどうかはわからないが、①②③業務には今一切関与していない。ただし①業務をしているチームは私の近くに座っている。話をするに全員Aや私に比べて能力が劣っているが、なにより腹が立つのは出張所の人間と比較して著しく処理速度が遅いことである。雑談ばかりしていて、さらに私の前いた出張所に仕事を丸投げしていてその対応をしている新人の評価をしている。最初に”滞ってしまったらしく”と書いたが、滞った原因は支社にいるこいつらのせいだった。何様のつもりだろうか。ただ彼らが私に遠慮していることは見てわかる。多分私が上司に怒鳴ったことは支社内で知れ渡っているのだろう。

私がこの職場でやり残しているといえば、①業務を担当している支社の人間を異動か担当替えさせること、、、ではない。自分はもう別の業務をしているし、①業務に関して今迷惑をかけられていない以上は特になにもしない。前の記事のとおり、自分に不利益を受けていない。そして何よりもその2年前の判断をし怒鳴った支社の管理職2人は既に異動し①業務とは違う仕事をしている以上、後任の管理職を呪っても未練がましい、と思っている。

ただ、自分は支社の①業務遂行を見て、私はこれより劣っていると会社は判断されたわけだ。自分がこの会社で評価されていない、ということだけは確信に変わった。

だが、そもそも「私は評価されなければならない」という思考から離れるいい機会だととらえようと思っている。そして2年半たった今でもクビにしてくれて結構だし、転職する心づもりは既にできている。

では今自分が他の仕事で何をやりたいのか?といわれると特にない。過去の記事にも書いたが仕事に熱意は私にはもうない。仕事など金稼ぎの手段でしかない。ただし、これ以上疲弊するつもりはないので、理不尽な仕事は拒否している。