けーせらーせらー

仕事、メンタル、労働法、転職、書評に関するエトセトラ

メンタル疾患と転職① 過去は消せない

メンタル疾患についてブログにまとめようと思った理由が、昨年受験したいわゆる氷河期世代を対象にした正規公務員の面接での出来事でした。

 

政府の方針で、氷河期世代を対象にした正規公務員の募集が、うちの地方でも実施していることを知りました。噂では、うちの地方では認知度が今いちで、逆をいえばねらい目とのこと。

ですが、当然ながら、合格者数は数名で、かなりの狭き門。受かる確率はかなり低いですが、チャレンジしてみようと思い受験。まあ筆記試験で落ちるだろうと思っていたところ、筆記試験を通過し、なんと最終面接にすすみました。

自分のこれまでの仕事と実績をアピールできれば、チャンスは十分にある。そう意気込んで面接に向かったところ…

何と、今からもう10年になろうかと思われるメンタル疾患の過去に質問が集中。これまでの実績も、これからの希望に関しても質問はほとんどなし。
そして合格発表の時に自分の番号はありませんでした。

 

さすがに心が折れました。

たしかにメンタル疾患になったのは事実で、療養に3年半も費やした事実は消せない。しかし、その後約10年は仕事復帰して再発もしていないのに…。自分の人生は、メンタル疾患から一生逃れられないのか…。

落ち込んで仕事にならず、仕事を2日休みました。

その2日間で、今後について色々考えました。
メンタル疾患があることであった事実は変えられないし、終身雇用制のところに採用されることを期待するのは、もう諦めよう。

では、どうするか。リスクを気にされるなら、非正規でいいじゃない。労働者じゃなくてもいいじゃない。そんな仕事をしていけばいいじゃない、と。

過去のメンタル疾患の酷かった時期を思い出すと胸が苦しくなるし、できることなら思い出したくない。記憶から消したい。しかし、仕事に入る前に説明を求められるのならば…一度メンタル疾患についてまとめてみて、頭を整理しよう、と。

そんな経緯ではじめたブログです。