けーせらーせらー

仕事、メンタル、労働法、転職、書評に関するエトセトラ

やりたい仕事はやってみないとわからない

前回の記事の続きのようなもの

「やりたいことを仕事にする」というキャッチフレーズ。これに振り回される人が多いと思います。そして、迷える求職者相手に、やりたい仕事について説教をして、悦に入っている人間に搾取されます。(なんかコンサルタント(笑)とか、エージェント(笑)、とかアドバイザー(笑)とかいう立派そうな肩書を使ったりします。そして、証拠もない、何等かの実績の件数をアピールします。)

←ホームページでこんな感じで腕組みしている人、そしてちょっと斜め向いている人が大体当てはまる(笑)。悦に浸っているのを自分から見せているのでわかりやすい。

やりたい仕事があるのが一番でしょうが、それはそんな仕事への出会いがあった人。仕事を探す直前に急に見つかるものではありません。仕事として群がっている奴らの情報教材でしょ。実際仕事をしている人から見たら、何知ったかぶりしているの?と嘲笑されること確実。

さて、そんな「やりたい仕事」を見つけることが今までの主流であったようですが、どうやら最近は色々な本で反論のようなものがでてきます。

・そこにいたいと思える、または苦にならない職場、仕事を優先
・好奇心で携わり流れに任せる
・やりたくない仕事を避け、やりたくなくはない仕事をするのがいい

という感じです。(本のタイトルと違うこといってたりします。タイトルは手に取ってもらうためには多少の誇張はねえ…)

やりたい仕事は、やりがい搾取(長時間労働や重労働を強いられる)に繋がったり、実際やってみたところ自分に合わないことがわかっても、今さら軌道修正ができなったり、という問題があります。そもそも、やりたい仕事という表現自体が、他人の評価、つまり社会的地位が基準になっている可能性がありますし、狭い世界で、自分を閉じ込めてしまうかもしれません。そもそも、数年に1回ジョブローテーションしている人事制度の会社で、やりたい仕事ってなんだよ、て話です。

念のためですが、本当に自分の本心に従ってやりたいことがある人は、話は別ですのでご了承下さい。あと、入社してみたら、自分の水にあっていて、そのまま定年まで勤めあげるのが一番いいと思っています。