とある幹部たちの会話。
A所属長「退職により空いた〇〇(ポスト名)は誰が入ることになりそう?」
B人事職「Cさん。」
A所属長「?Cさんは〇年前ににうつ病で休職しただろう?大丈夫か?」
B人事職「今のタイミングで異動できる候補者が他にいない」
A所属長「う~ん、結構大変な職務だし、他にいないのか?」
こういう風に、メンタル疾患により休職をすると、一般の従業員にもメンタル疾患が公になってしまうため、平気でメンタル疾患であったことが会話で繰り広げられます。そして休職後も同じ会社に居続けるということは、退職するまで常につきまとうということです。
だからといって転職すればいいかというとそうともいいきれません。隠していればバレないかもしれませんが、当然職務で配慮もされない。転職先というのは即戦力として期待されているか人手不足で困っているところが多いので、ハードな仕事になる可能性が高いのです。
上記の会話は昇進、昇格という面ではきついかもしれませんが、職務に配慮してもらっているともいえます。そのため一概に悪いというわけではありません。
ただ、こういう会話が本人不在の場では繰り広げられているという事実があるだけ。ちなみにCさんは私のことではないし、私は全く面識のない人ですし、人事部の部屋で聞いた話でもありません。普通の部署の部屋で管理職以外の一般の労働者やパートもいる部屋で普通の会話として話されるわけです。
メンタル疾患で休職すると、全従業員の周知の事実になるということです。
メンタル疾患というのは一生つきまといます。私の場合、転職したのだからその事実は消したいと思っていますが、私も自分がいない場では多分同じように言われているでしょう。残念なら当社の場合病歴は人事部へ報告義務があるので。(労働者の健康への配慮という名目で)
だから一番いいのは病気による休職や転職をしなければいけないほど悪化する前に、早めに治療や休息するなど手をうっておくということです。
また休職で従業員に知られるのを避けたいがために、何とか通院と服薬だけで乗り切ろうとすると、私のように重症化して3年以上の社会からの長期離脱、そして落伍者になりかねないので、そこはご注意を。