けーせらーせらー

仕事、メンタル、労働法、転職、書評に関するエトセトラ

著名人の自〇の報道は厳に慎むべき

やっとテレビやインターネットで報じられなくなったので自説を述べたい。

まずお亡くなりなられたご本人のご冥福をお祈りいたします。

タイトル通りだが、著名人の自殺のニュースは死因はあえて言う必要がなく、亡くなられたという事実のみで簡潔にすべきだと思う。

ご本人が自殺を選んだ理由は遺書があったとしても公にすべきではないと思うし、あれこれ検索すべきでもない。

また自分の勝手な憶測により、自殺の理由を決めるのは厳に慎むべきだと思う。

誹謗中傷を肯定する気は全くないが、自殺の理由を誹謗中傷と決めつけて自説を展開する、または自分と対立する一般人への攻撃材料とした著名人は自分の行いを反省すべきだ。その攻撃と誹謗中傷の何が違うのかという話だ。

さらに、それを拡散して対立を煽った報道機関やインターネットの記者や他の著名人はさらに悪質である。閲覧数稼ぎのための対立を煽り、人を追い込む投稿は誹謗中傷と同じように削除されるべき投稿だ。二度とこんなことをすべきではない。

テレビ番組はいのちの電話などの番号を最後に紹介さえすれば、それを免罪符として報道してもよい、何を言ってもよいと開き直っていないか。あれは無報酬の善意のボランティアが多いと聞いている。自分たちの報道により今苦しんでいる人に悪影響を与えるという自覚を持つべきだ。芸能人の不倫*1などと同列に扱ってはならない。

個人的に自殺未遂行為をされた方の話を聞いたことが何度かあるが、話した内容が本当のかどうかはご本人しかわからないのだから、赤の他人が本人の気持ちを勝手に代弁すべきではないと思っている。

一番重要なことは、今苦しんでいる人達の引き金となりかねない投稿、報道、拡散行為は絶対にすべきではないということだ。ニュースは大体1週間の週末を過ぎたら報道されなくなるが、自殺というのは、その1週間の間の一時の判断で選択されるものらしいからだ。

それがわからないような無知ならば、国民が知ることを望んでるという理由で責任を他人に転嫁するならば、報道、記者から職種を変更された方がいい。

*1:(これも犯罪でもないのに報道する必要があるのか、と思うが)