けーせらーせらー

仕事、メンタル、労働法、転職、書評に関するエトセトラ

メンタル疾患経験者の転職活動③ ハローワーク経由は敷居が低い

前回の記事でハローワーク経由での転職を果たしたと書きました。ハローワークを称賛するわけではありません。転職エージェントを目の敵にしているわけでもありません。ただ、結果として、私が採用されたケースはハローワーク経由という事実です。尚、障碍者枠での採用でもありません。

ハローワークは、求職求人双方の手数料が無料の紹介所であり、ハローワークには企業からの求人を原則断ることができないというデメリットがあります。転職エージェントはこの点を強調します。
実際、ひどい求人があるのも事実で、今でも応募して、記憶に残るほどの後味の悪い経験をしたのは、ハローワーク経由の会社の面接が多いです。また、窓口の職員も非常勤の方が多いためなのか、実力差がはっきりしています…。ただ単に、電話して紹介状を渡しておしまいの人も多くいます。しかし、担当者の実力差があるのは、転職サイトやエージェントでも同じですし、掲載や紹介を依頼されたら、大抵は断らないでしょう。

さて、ここから、前回からの続きで本題です。
では、なんでハローワークからの仕事を見つけることができたか?それは、やはり紹介手数料をとらない国営組織であることが大きいのではないかと思っています。(職員、組織としてのノルマはあるかもしれませんが、営利企業ほどではないでしょう。)

実のところ、今まで転職が成功した法人は、ハローワークの窓口の方が、この法人はうまくいくのではないかと太鼓判というか、後押ししてくれた法人でした。

後、紹介料が無料というのは、以下の利点があると思います。

①再発し退職した場合、転職先が支払う紹介料や掲載料がパーになるというデメリットがない⇒採用する側のハードルが下がる

②再発離職しても、窓口の職員やハローワークに賠償責任がない。⇒紹介する側のハードルが下がる

尚、地域・職種によって状況が違うことは、ご了承下さい。