けーせらーせらー

仕事、メンタル、労働法、転職、書評に関するエトセトラ

就職は、自分が満足できるところか、自尊心が満足するところか

就職、転職する際に、ひとつの判断として、そこに就職することで自尊心が満たされるかどうかというがあると思います。
具体的にいえば、会社名を聞いて、他人が誰でも知っていて、いい印象をもたれている会社に入社すると、自尊心が満たされるでしょう。
転職の場合は、ポジションも重要になるでしょう。〇〇の責任者、という肩書がつくと自尊心が満たされるでしょう。

でも、会社名やポジション名で自尊心が満たされるのは、最初だけ。
その後は、自分が周りから敬意が払われるかどうか、自分の意見がとおりやすいかどうかが自尊心を満たされるかどうかが焦点になってくるでしょう。

しかし、冷静に考えると、ここの”自尊心”、他者の評価が中心になってませんか?
あなたはそれで満足ですか?という疑問がでてきます。

では、自分が満足できるかどうかという基準の場合、どうでしょう。
自分中心の基準であるため、周りの評価はそれほど重要ではありません。
仕事も長続きしやすいし、心身両面でもよいことでしょう。

でも、これも冷静に考えると、極端に言えば、どこの会社、部署でもいいや、ということになるでしょうか。他人が何を言おうとへっちゃら、という強いメンタルの持ち主であったら、解雇されない限り、どこで働いてもよいという感じになります。
そんな人はごく一部ですから、一般的にいうと、暴言が飛び交うギスギスした人間関係、過度な業務量、過剰なノルマ、タイトなスケジュール、極端な人手不足のところは、自分が満足できないと思います。
端的にいえば、自分にとって”最適な職場環境”が最重要になります。

しかし、この”最適な職場環境”を見つけるのが大変難しい。どこの会社も、自分のところは違いますよ、といわないし、あったとしても、そういう職場は人が辞めないので、補充されない=募集がない。

というわけで、現実は、離職率100%とかを除いて、”最適かどうかは人による”職場を探すしかないわけです。

ですが、これも探すのは見つけにくい。

じゃあ、どうするか。

結局、話が戻って、自尊心がある程度満たされる会社やポジションになるのだと思います。この場合の自尊心は、自分はやりたいことをやっているのだという自尊心も含みます。

その中で、離職率が高くないかを、これまで求人の数と、頻度、給料で判断するしかないのだと思います。
また、日本の転職市場の現状は転職回数の多さはマイナス材料であることから、ある程度現在の、職場環境に満足できていて、心身が故障せず、あまりにも低賃金でなければ、現職のままでいることも正しい選択なのかもしれません。

ちなみに、今までの経験も職場も捨てて、”ちむどんどん”する仕事に飛びつく、というのもありかと思います。周りの理解と無償の協力は得られないかも知れませんが。