けーせらーせらー

仕事、メンタル、労働法、転職、書評に関するエトセトラ

仕事でやりたいことととは、どんなことをして人に必要とされたいか

仕事というのは、結局はお金を稼ぐ手段です。
仕事=お金を稼ぐことを前提としたうえで、お金という言葉を使わないとすると、「やりたい仕事」というのは、「どんなことをして人に必要とされたいか」ということだと思います。
例えば、事務職の場合は、お客と直接関わらない業務だとしても、その仕事自体は会社、公的機関、株主に対して提供する必要がある業務であり、人と全く関係しない仕事、というわけではありません。
投資家であっても、人が動かしている市場に参入しない限りは、お金は稼げません。

また「人と関わる」ということは、直接人と接して喜ばせるか、人から任せられた仕事を代わりに行うことで喜ばせるか、この仕事はあの人に頼もうと思わせるか、ということです。つまり「必要とされること」です。
農業、漁業などの第1次産業は人と関わらないとしても、その生産物、漁獲物が人に買われないと生活できない。

結局、完全な自給自足でない限り、人との関係は断ち切れない。

しかし、人と関わるということは、高いコミュニケーション能力が必須、というわけではない。成果物が人を満足させるものであれば、コミュニケーション能力はそれほど要求されない。なので、メンタルを壊すほどの自己犠牲を要求されるものでもない。

また、喜ばせるというのは、直接感謝してもらうという恩着せがましいものではなくて、購入しよう、仕事を依頼しよう、という行為のこと自体を指します。そのためには、当然それなりの成果物や話術を含む技術、信用が必要で、それを実行するため自分の力量を磨くこと、保持することも大事ではないかと。
そのうででどんな仕事なら、自分が喜びを感じるか、苦痛を感じないか、時間を忘れるほど没頭できるか、だと思います。